セキュリティゲート・ジャパン: 2010年1月アーカイブ

ソ連軍からの爆撃から逃れる為パキスタンの難民キャンプで暮らしていたアフガニスタンのある少女を、
1985年にナショナルジオグラフィックの写真家が撮影し、6月号の表紙を飾りました。

当時アフガニスタンの苦境を伝える象徴的な写真として話題を呼び、
「名前も年齢もわからないこの少女を探そう!」という運動もなされたそうなのですが、
彼女を見つけ出すことはできませんでした。

そして17年の月日が流れました。
再びパキスタンの難民キャンプを訪れた写真家は、「あの少女がアフガニスタンに戻って生活している」
という情報を得て、その村を訪れ、彼女と再会したのです!

同じアングルで彼女を撮影しましたが、子供が3人いるこの大人になった女性と、
あの少女が同一人物であるということをどうやって証明しようか・・・。

そこで採用された方法が虹彩照合でした。

1985年に撮影された写真は顔がアップで撮られており、彼女の瞳の色がグリーンだったため、
写真でも虹彩の模様が十分に写っていたのです。

虹彩認証のアルゴリズムを開発した英ケンブリッジ大学のドーグマン教授の協力で、
二つの虹彩が同一であることがわかり、少女と女性が同じ人物であることが無事証明されました。

なかなか興味深い話だと思いませんか?


http://nng.nikkeibp.co.jp/nng/topics/n20020603_6.shtml




(アフガニスタンの難民少女)
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今まではLG USA社の一部門として虹彩認証システム「IrisAccesss」を開発・販売していた
虹彩技術事業本部(Iris Technology Division)が独立し、
昨年12月15日に新会社「IRIS ID社」が誕生しました。

今回は米国で発表されたプレスリリースをご紹介します。

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2009年12月15日 - LG Electronics USA社は、LG虹彩技術事業本部がLG Electronicsから
独立し、Cranbury(ニュージャージー州)で新会社「IRIS ID社(正式名称:Iris ID Systems Inc.)」として
営業すると発表しました。

1997年以降、虹彩技術事業本部は虹彩認証の発達に注力し、
「IrisAccess」は世界で最も広く展開している虹彩認証システムとなりました。

Michael Ahn(LG Electronics北米本社CEO)は、
「LGの虹彩技術の強化によって叶ったこの独立によって、現在のLG社にビジネスプライオリティーと
個人認証ビジネスのチャンスが与えられるように感じています。虹彩認証は、今後ますます成長するでしょう。」
とコメントしています。

Charles Koo(IRIS ID社CEO)は、
「今日の発表は、我々が虹彩認証に本気で取り組んでいるという、戦略的アプローチを代表しています」
とコメントしています。
さらに、「新会社は、虹彩認証ソリューションの提供と統合という過去の実績によって販売店の独立を結び付けます。
この新しい構造はIRIS IDチームに虹彩という重要な市場の必要性における新製品の開発に対して柔軟性と集中力を与え、
同時に、虹彩認証製品に価値を加え続けます。」と述べています。

IRIS IDは、旧LG虹彩技術事業本部の既存のビジネスの権利と義務を含むすべての事業を引き継ぎます。
最初のLGアイリスチームは、新しい独立体の中で無傷でい続けるでしょう。
LG IRISからの既存事業に加えて、新製品研究開発、製造、営業・マーケティングとカスタマーサービスに集中し続けると同時に、
IRIS IDにはその世界的な組織と製品資産を拡大する計画があります。
IRIS IDは、ソリューションを全世界の顧客に提供するために工業専門知識、製品資産と
広範囲にわたる販売店計画に影響を及ぼし続けます。
製品研究、マーケティング、営業活動はニュージャージー州のIRIS ID で、すべての製造活動は韓国で行います。


IRIS ID社とは:
IRIS ID社(以前LG IRISとして知られているLG Electronics USAからの独立会社)は、
1997年より虹彩認証システムの研究、発展と生産活動をしています。
アメリカに拠点を置くIRIS ID社は、虹彩認証ビジネスにおいて全世界で活躍しています。
「IrisAccess」は、世界中で展開された虹彩認証システムで、何千もの場所で何百万人の身元を認証しています。
多くの人々が、他の全ての虹彩認証製品の原点である「IrisAccess」に注目しています。
詳しくは、http://www.irisid.comをご覧ください。


LG Electronics USAとは:
LG Electronics USAは、ニュージャージー州Englewood Clisで設立され、
LG Electronics社(家電、家庭用機器とモバイル端末で450億ドルの世界的企業であり
テクノロジーリーダー)の北アメリカ子会社です。
アメリカ合衆国では、LG Electronicsは「Life's Good」というテーマで、
スマートで革新的な家庭用娯楽機器製品、携帯電話、家庭用器具とビジネスソリューションを
販売しています。
詳しくは、http://www.LGusa.comをご覧ください。

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(新会社「IRIS ID」社、誕生!)
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大規模向けの「4000シリーズ」も小規模向けの「SoHoシリーズ」も、
登録・認証時には同じ装置(カメラ)を使用します。

「4000シリーズ」の場合にはネットワーク上に用意したPCで、
「SoHoシリーズ」の場合には専用のタッチパネルPCで登録します。
登録方法はいたって簡単!
撮像した虹彩に対して、個人の名前や属性、権限などを入力・選択するだけです。
カードキーや他の生体認証の場合と同じですね。
複雑な入力項目や権限設定でなければ、ものの1~2分でできてしまいます。

撮像の方法もとっても簡単です!
カメラの幅広鏡に両眼を移し、位置決めインジケーター(LED)が眼と眼の間にくるようにします。
距離はカメラから25~35㎝ほどです。
近すぎると「もう少し眼を離してください」、遠すぎると「もう少し眼を近づけてください」という
音声案内が流れます。
ちょうどいい距離になると、インジケーター(LED)がオレンジから緑に変わります。

装置ギリギリまで眼を近づけないといけないと思われがちですが、
実際に装置の前に立つと「こんなに離れていていいんだ!」と感じます。


■位置決めインジケーター(NGの場合) *35㎝より遠い状態(25㎝より近くても同様です)
位置決めインジケーター(NGの場合).pngのサムネール画像

■位置決めインジケーター(OKの場合) *25~35㎝の距離
位置決めインジケーター(OKの場合).pngのサムネール画像
できる限りキレイな状態・形で登録したほうが認証しやすくなります。
登録時に画像品質をスコア表示しますので、100%目指して登録しましょう!
ちょっと意識して眼を見開くようにして、虹彩全体が鏡に映るようにするといいですよ。
照合時は、登録時画像の66%以上の画素数を撮像できれば照合できます。

認証時には眼鏡やコンタクトレンズを着用したままでも良い虹彩認証システムですが、
登録時にはこれらを外していただく必要があります。
これもキレイな虹彩を撮像するためなんです・・・。



(虹彩の登録と認証)
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そんな虹彩認証システムにもデメリットがあります。

それは、色の濃いサングラスやカラーコンタクトレンズを着用しての登録・認証ができないことです。
その理由は?
「虹彩の模様を隠してしまうから」です。

登録するときのテンプレートや、認証するときの撮像データは、白黒の写真です。
人の虹彩ってそれぞれみんな違う色ですからね、色は見ません。
そんな中でサングラスやカラーコンタクトを着けると虹彩の模様がわからなくなってしまいます。

ただし、色の薄いものは大丈夫です。

私は目が悪いのでソフトコンタクトレンズを使っています。
1日用とか2週間用とか、使い捨てのものをいくつか持っているので、
普段使いには2週間を、旅行のときには1日を、などと使い分けています。
そのひとつに、「瞳を強調する」というものがあります。
ちょうど虹彩の部分にリング状に黒または茶色で模様が入っていて、
自分の瞳の色を濃くすることにより、目がパッチリ見える、というレンズです。

黒または茶色があり、両方の色で認証できるかどうか実験してみました。
黒は全く認証できませんでしたが、茶色は認証できました!

ちなみに、私の職場の入口には虹彩認証システムがついています。
退社後に遊びに行くときには茶色の「瞳を強調する」タイプのコンタクトレンズをつけて出社し、
虹彩認証システムを使って事務所に出入しています。
まったく不自由はありませんよ^^


(虹彩認証システムのデメリット)
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