生体認証の精度

生体認証の精度を表す言葉に「本人拒否率」と「他人受容率」があります。
「本人拒否率」とは、パターン登録している本人なのに認証してもらえないこと、
「他人受容率」とは、パターン登録していないのに認証されてしまうことです。
どちらもあっては困ることですが、生体認証の世界では、この二つはどうしても発生してしまいます。

一般的な生体認証システムには、「閾値(しきいち)」と呼ばれる、「本人拒否率」と「他人受容率」を
調整するメーターがついています。

例えば、メーターを「5」にしていると他人を受容することはないけど本人が拒否されることが多いので、
他人を受容する確率があがってもいいから「1」にして本人が拒否されることがないようにしよう、
といった具合です。

少し古いデータですが、2001年に全英物理学研究所が様々な生体認証を実験した結果を発表しています。


本人拒否率と他人受容率.png
どの生体認証も「本人拒否率」が高いときは「他人受容率」が低く、「本人拒否率」を徐々に下げると「他人受容率」は徐々に上がってしまうことがよくわかりますよね。

ところが、左下に一点だけある虹彩をご覧ください。曲線を描いていません。
明らかに他の生体認証が描くグラフとは異なっています。
これはいかに虹彩認証の精度が高いかを示しています。

そもそも虹彩認証には「閾値」を設定するメーターがついていません。
あまりにも精度が高いため、「閾値を設定する」という概念そのものがないんです。

低い「本人拒否率」を保ちながら低い「他人受容率」を実現できる。
虹彩認証って本当にすごい照合システムなんですよ。


(生体認証の精度)
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このブログ記事について

このページは、セキュリティゲート・ジャパンが2009年12月 7日 15:51に書いたブログ記事です。

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